DICカラーデザイン株式会社は、グローバル総合ケミカルメーカー「DIC」の資本で2000年に設立したカラーを専門とするクリエイティブカンパニーです。
社名にもなっているカラーデザインとは、視覚的な表現で伝達することを目的とした有形無形に関わらず機能と五感に作用する企画・制作・製造を意味しています。私たちは企業課題・社会課題と向き合い専門知識と美意識で解決またはサポートを行い暮らしや社会の100年色褪せない「彩り」の実現に挑戦しつづけていきます。
・資本金 1億円(DIC株式会社100%出資)
●DICカラーデザインの実務:「カラープランニングの現場から/川村雅徳氏」
DICカラーデザイン株式会社 http://www.dic-color.com/
東京都中央区日本橋3-7-20 ディーアイシービル
NCDは、1967年に設立された「色彩のイメージ心理研究」をベースに活動して来た民間の研究所で、カラービジネスの分野では草分け的存在です。独自に開発した感性を測る物差し「カラーイメージスケール」は、数百万色ともいわれる色の世界を130の代表色として体系化、それらをSD法調査や多変量解析により、「WARM-COOL」「SOFT-HARD」「CLEAR-GRAYISH」の3軸の立体空間の中に配色と言語をリンクさせプロットしたシステムです。(1982年に特許を取得)また、各種の色彩資料やトレンド予測情報誌「イメージ情報」や「カラーリスト」(講談社)などの数々の書籍を発刊、漠然としたイメージの世界を視覚化する診断ソフト「イメージアナリスト」などを発表し、カラービジネスの分野で言語と配色の体系化をコアにしながら独自のポジションを築いてきました。2004年には、中国天津市の南開大学と共同で「南開大学 色彩・公共芸術研究センター」を設立し、中国での現在の活動拠点としています。2018年には、重慶璞覽文化傳播有限公司と中国総代理店契約を結び、中国での事業拡大を図っています。
現在のビジネスの中心は、商品開発や販促ツール開発のための研究の受託、カラーセミナーの実施、トレンド資料や分野別に特化したマーケティング資料の発刊、ソフトウエアの開発などを行っています。長年にわたる、ライフスタイルや嗜好データの蓄積、時代動向の予測手法の開発、色彩のイメージ心理の研究、教育プログラムの開発など独自のノウハウをさらに発展させながら新しい時代の変化に対応した感性ソリューションを提案しています。
●NCDの実務:「カラープランニングの現場から/宮岡直樹氏」
株式会社日本カラーデザイン研究所 http://www.ncd-ri.co.jp/
東京都文京区本郷3-5-2第2田中ビル
日本の環境色彩分野を牽引する『カラープランニングセンター(CPC)』と『クリマ』を解説するには、著名なカラリストであるフランスのJean-Philippe Lenclos(ジャン・フィリップ・ランクロ)に触れなくてはなりません。ランクロ氏は、地域にはその地域独自の色があることに着目して“色彩の地理学”を提唱し、環境色彩分野を構築しました。
このランクロ氏のアトリエで学んだ後、日本における環境色彩の思想と手法を醸成するとともに、マンセル値による景観色管理のシステムを確立したのが吉田慎悟氏です。
吉田氏は初めにCPCで環境色彩デザインを提唱し、地域の景観形成を推進。のちにクリマを設立して、日本だけでなくアジア各国の環境色彩計画に携わっています。
これらの経緯から、CPCとクリマの両社は、付加価値としてのデザインではなく、地域を理解し、そこに蓄積されてきた色彩資源を探り、それらを尊重することで、風景を育てるような環境色彩計画の立案をその特徴としています。
クリマは色彩デザインの専門家集団として、都市スケールの環境色彩ガイドラインの作成から建築・構造物の外装デザイン、サイン計画、インテリアデザイン・コーディネーションにいたるまで総合的な色彩・デザイン提案を行っています。
近年、環境問題の顕在化と共に、地球規模で循環型社会が目指されてきました。クリマの行う色彩提案は、地域のコンテクスト(文脈)を読み解き、その場所に根ざした色彩コンセプトを組み立てることから始まります。中・長期的な使用に耐え、次世代へとつながる色彩提案は、独自の色彩哲学と明快なコンセプトによって導かれます。
・役員・スタッフ 6名
●クリマの実務:「カラープランニングの現場から/依田彩氏」
東京都目黒区上目黒1-4-2 惣秀ビル3F
カラープランニングセンター(CPC/1968年設立)は、「環境色彩」の専門コンサルタント会社です。景観に対する意識が未成熟だった1970年代初頭に環境色彩調査の手法を開発・公表し、1985年策定の兵庫県都市景観条例では世界初の試みとして行政による景観管理にマンセル値の導入を提言。2005年には景観法制定後初めての景観計画となる小田原市の色彩基準を策定するなど、今日全国に普及した環境色彩の基礎を築いてきました。
近年の景観に対する意識の高まりに対応し、景観計画の策定を中心に、地域の環境形成に関わる計画・設計に参画するとともに、専門家の立場からその運用を支援しています。
・資本金 1000万円
・役員・スタッフ 2名
●CPCの実務:「カラープランニングの現場から/田邊学氏」
株式会社カラープランニングセンター http://www.colorplanning.net/
東京都中央区日本橋馬喰町1-7-6
多岐多数にわたるため割愛しています。