色彩の顕彰

多くの団体・企業が、豊かで快適な環境形成を求めて、優れたカラープランニングの事例に対して顕彰制度を設けています。ここでは主な色彩の賞を紹介します。

 


オートカラーアウォード

「オートカラーアウォード(AUTO COLOR AWARDS)」は、生活の中で必需品となった自動車のカラーデザインに焦点を当てた、一般社団法人日本流行色協会が主催する顕彰制度。国内自動車メーカーのカラーデザイン担当者が集う、JAFCA内の「自動車色彩研究会」の合意により、自動車のカラーデザイン開発の質の向上と、自動車市場の活性化を目的として発足しました。

 19981月に第1回を開催、以降毎年1回表彰・発表を行っています。

 

 【関連ページ】JAFCA オートカラーアウォード



グッド・ペインティング・カラー

社団法人日本塗料工業会、日本塗料商業組合、社団法人日本塗装工業会の3団体が主催する「環境色彩コンペティション」です。優れたカラープランニングの作品を公募し、優秀作品に対してはカラープランナーを表彰しています。カラープランニングを実施し、塗料による塗装仕上げを施した建築物や構造物が募集対象となります。2018年で第21回を迎えています。



CSデザイン賞

CSデザイン賞とは、株式会社中川ケミカルが主催する「カッティングシート®」のデザインアワードで、「Cutting Sheet」の頭文字が賞の名称になっています。1982年の第1CSデザイン賞以来、現在は2年に1度の「ビエンナーレ方式」で開催を続け、2018年の第20回で36年目を迎えました。中川ケミカルは、今では一般名称で呼ばれるようになった「カッティングシート®」の製造販売企業ですが、街の景観と店舗装飾に使用される商品との関係に危惧を感じたことから、適切で創造性に優れたデザインの社会性を重視して、故・勝見勝氏をはじめとする一流デザイナー、建築家に声をかけ、CSデザイン賞を創設し、現在に至っています。

 

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